自己顕示欲が止まらない

誰かの自己顕示欲叩き
自分の自己顕示欲満たす
ボクを叩くふりしてアナタも
自己顕示欲満たす レッテル貼り屋さん?

自己顕示欲は クジャクのように 見せびらかしちゃだめ
それは香水のように ほのめかすもの 自己顕示欲の 侘び寂びの作法
競争社会は 他者への愛や正義で 動いてるものではないから
自己の欲望と 他者との利害と 格差の妬みの はざまで生きている

行き過ぎた批判は 「もっと 自分を見てほしい」って合図
隠しきれない 承認欲求の合図

誰かの自己顕示欲叩き
自分の自己顕示欲満たす
ボクを叩くふりして アナタの
自己顕示欲を 満たさないで
自己顕示欲は 見せたい欲
見られたいのは 承認欲求
どちらも自分の一部だから
ボクとアナタで 譲り合うしかない世界

承認欲求は スカートの中身のように 秘すれば花なのだから
JKブランドのように 売り物にしちゃ 価値が消えてゆく
見せたいものほど 見せてはいけない
見えないからこそ 見たくなるのです
認められたければ 相手を先に認めれば 情けは人のためならず

行き過ぎた主張は 「もっと自分が目立ちたい」って合図
隠しきれずに溢れだす 自己顕示欲の合図

文化祭はキミに譲るから
体育祭はボクに目立たせて
でも社会は順位つけるなと
自己顕示の場を奪うから
誰かの自己顕示欲叩き
自分の自己顕示欲満たす
誰かを叩くふりして ボクも
自己顕示欲が 止まらない
あわせ鏡で 誰を叩くの
映るのはいつも ボクらの欲
奪うことも得ることもできない
ボクとアナタが 譲り合うしかない世界
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