ばいばいスーパースター

きっと見えない魚が
身体を少しずつ食べていくように
消えないはずの気持ちも消えていくんだ
少し少しずつ

「これからは何をしよう」口に出したって
形だけある、みたいな抜け殻なんだ
「これからは何をしよう」口癖みたいに
繰り返しつぶやいても
変わりはしないだろう

隣の前の横の後ろの気持ちも知らず
君らはずっと笑うでしょう
誤魔化しながら行くのでしょう
そのままきっと死ぬのでしょう
お別れさ

ばいばい、スーパースター
なんだかなぁ
いつからだろう
どうでもよくなってしまったのは
消えないはずの気持ちも段々消えてって
何があるのかな

大事だと思っていた言葉だとか
あのオモチャどこへやった?
見つからないんだな

ずるくて卑怯で姑息で陰湿な
やり方も知って
これからずっとついてくるから
ウンザリさ

輝いて見えた8月も今じゃ暑苦しいだけだな
消えないはずの道も時が食べてしまって
随分変わったよなぁ

これから先も
あれより前も
何が違っただけだろな
愛の無い歌だけはごめん被るって
笑って言いたいな

ばいばい、スーパースター
いつかまたよろしくね
どこかで会えたらいいな
消えた道の上でまた何が作れるんか
それを思うだけさ

それを探すだけさ

前へ進むだけさ
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