Melty

かじかんだ手に 微かに触れた
ひやりと通り抜ける 冬の知らせ
君と目が合う その瞬間に
スノードーム 逆さまにしたような 世界
一面白く 染まった空
そっと 息吹きかけ 呼ぶよ

突然 姿見せた 雪の精
そして またすぐに消えてしまう
雪景色をひたすら探すよ

あれも これも きっと 君のせい
頬を伝う ぬるい感覚も
抱きしめてたその温もりで
溶けてしまった 儚い 恋でした

やっと見つけた 期待裏切るように
するりと通り抜ける 細い手首
君は微笑む その瞬間に
ぴたりと止まる秒針 ふたりの世界

一面白く 染まった空
そっと息吹きかけ 呼ぶよ

恋の 魔法かけた 雪の精
どんどん 遠ざかってく姿に
手を伸ばして ひたすら願うよ

あれも これも 全部 君のせい
胸をきつく 締め付ける感覚も
積もる雪で上手く進めない
もう一度だけ君に 会いたい

白く染まる言葉を 両手に集めて
震える声で 叫ぶよ
君が消えた 空に解き放て

雪が君をさらってしまう前に
ちゃんと見つけて抱きしめるよ

突然 姿見せた 雪の精
そして またすぐに消えてしまう
行かないでと ひたすら願うよ

あれも これも きっと 君のせい
止まってしまったままの 時間も
抱きしめてたその感覚も
溶けてしまった 儚い 恋でした
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