首すじごしのアイラブユー(弾き語りver.)

同じシャンプーを使った夜も
君からは君の匂いがして

もうどれだけ泣いたって怒ったって
僕たち他人なんだね

お互い本当のことを
知っているのにどうして
「誰かのものにならないで。」と
言いたかった 言ってほしかった

愛してるとか 愛してないとか
そんなことはどうだっていいんだ
お互い何となくで

首すじごしのアイラブユー
何度抱きしめても届かない 伝わらない
だったらもっと楽しいことをしよう

「悲しいの?」って君は言う
汚れた手と手で触り合って 拭い合って
気がつけば終わりがくるそれでいい
それだけでいい

分かり合えたフリするなんて
分かり合えないよりも
ずっとずっと切ないなって気づいてしまったから

事実だとか そうじゃないとか
そんなことはどうだっていいんだ
みんな秘密を持っている

朝日が後ろめたいだろう
全部自分のせいだろ
『誰も傷つけない』なんて
綺麗ごとで汚れていく

「始発で帰れよ。」

首すじごしのアイラブユー
何度抱きしめても叶わない 報われない
だったら全部うやむやにしよう

「悲しいよ。」ってうなずく
いたずらに僕ら傷つけ合って ほころび合って
気がつけば思い出になっていくそれでいい
それくらいでいい

同じシャンプーを使った夜も
君からは君の匂いがして
もうどれだけあったって笑ったって

僕たち他人なんだね
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