snow train

駅にふたり 来ない電車 君方面のベンチ
白い息が昇り消えていった

口に出さずに話しかけた 言葉だけが降り積もる
遅れてくれた電車でも言えたのは
『それじゃ、また』

報われない救われない
君の居ないホームでひとり
選ばれない結ばれない
君がここに居たって

白く染まる街でひとり 手のひらに舞い落ちる
叶わない想いが溶けて消えた

澄みきった空見上げながら 遠回りして帰った
思い出して辛くなるのは どうでもいいことばかり

報われない救われない
何もできずに今もひとり
選ばれない結ばれない
なのに君を待ってる

季節が変わっていくたび
思い出が増えてくたび
壊れそうで言葉にもできなくなってく

口に出さずに話しかけた
言葉だけが降り積もる
遅れてくれた電車
でも言えたのは
『それじゃ、また』

報われない救われない
君の居ないホームでひとり
選ばれない結ばれない
だけど君が愛しい
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