花が揺れる

色のない風が吹くこの街を歩いてたら
誰にも期待されず一輪の花が咲いてた
あきらめる事さえ出来ないで流されても
それを見て「僕らも」つて今日もまた思っていた

こんなこんな風に
何度 何度 思うかな…
思い続けるかな…

僕らは 僕らは 僕らは追いかけて
何度も 何度も 何度も転んで
見えない明日を待ち続けてる
こんなところじゃ終われないんだと

くだらないと言われたプライドを捨ててみても
何気ないこんな日にそっとまた芽生えるんだ
昔はそいつがいつの日か自分だけの
花として咲くんだって本気でそう思っていた

そんな そんな風に
どっか どっか今も
思っているんだろう…

僕らは 僕らは 僕らは鎌になって
何度も 何度も 何度も目をそらす
癒えないままの傷をさわるのは
弱い自分に飲み込まれないように

誰にも期待されてなかった
誰にも選ばれてなかった
それでも日々の中で咲いた
あの花に僕なら撞れてた

どんなにどんなにどんなに願ったって
僕らのままじゃもう叶わないと思っても
例え世界の大体が嘘で
つじつま合わせて回ってただけでも

僕らは僕らの花をココロに
僕らは僕らの好きな色で
見えない明日を信じているのさ
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