Alone

おぼろ月に
手のひらを重ねて
胸の傷を
暗闇に隠して

泣けなくて 笑えなくて
引き戻せない道を
くたびれ果てて…

この世界で一人きり
取り残され
夢も蜃気楼のように
ただ揺らめいて
愛も忘れた
君の心探して

黒ずんでく
枯れた花のように
剥がれ落ちる
育んだ思い出

泣きあって 笑いあった
眩い日々さえも
たやすく潰され…

この世界がいつまでも
続くように
歩幅合わせ歩いてた
淡い記憶も
儚い星も
そっと風に消されて

この世界で一人きり
泣き崩れて
永遠なんてないことは
わかっていても

この世界は哀しくて
目を伏せても
愛されて愛しすぎて
忘れられずに
刻(トキ)が過ぎても
言えないままの“さよなら”
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