さよならに願いを

さよならに願いを いつまでも消えないように
あの日くれた君のコトバ なくさないために
さよならに願いを いつまでも泣かないように
新しい朝はいつだって 夜のあとにやってくるから

誰もいない歩道 寂しく光るライト
君の声 にぎりしめ歩く
笑い声 夜の街に白く溶けていく
冷たい風 小さく揺れた

人はなぜ いつのまに
心の視線すれ違っていくの?
あの日話した夢の続きを描きたいのに
暗い空 星もいない

“ごめんね”とつぶやく 君を見たくはないから
聞こえないフリしたのが 最後の強がりだよ…
さよならに願いを いつまでも消えないように
“大丈夫”とささやいたよ 風にそっと 独りあずけて

優しくなれないのは 余裕がないときで
そんな自分がカッコ悪くて
型崩れしたあの日の想いを集めて
小さな一歩を踏み出した

人はなぜ いつまでも
プライドは寂しがりやのままで
あの日探した夢の続きを描きたいから
今もまだもがいている

さよならに願いを いつまでも消えないように
あの日くれた君のコトバ なくさないために
さよならに願いを いつまでも泣かないように
光のない 空にだって 雲のさきに 星はあるから

たとえ思い出がちょっと切ない日も
今につながってるから
最後 抱きしめたよ
君に出会えてよかった

さよならに願いを いつまでも忘れないよ
伝えきれないありがとうも いつか届けたい
さよならに願いを いつまでも消えないように
新しい朝はいつだって 夜のあとにやってくるから
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