夏の桜

おめでとう 桜は春じゃなくても咲いて
旅立つ誰かの勇気 いつもいつも見守っている
東の風が天使の羽根みたいに
ぼくらの頬をそっと撫でて通り過ぎる
さよならじゃなくピリオドでもないんだ
新しい日の始まりが始まる
いまほんの少しきみの背が高くなる
風上に向かい飛び立つ鳥達は綺麗だろう
おめでとう 桜は生まれ変わる心に
静かに季節を越えてひらりひらりただ降り積もる
夜が明けても見える夢があるはず
それは確かに手で触れられる夢
なぜ不安ばかり抱きしめてしまうのか
失うものなど初めからそれほど大事じゃない
おめでとう 桜は春じゃなくても咲いて
旅立つ誰かの勇気 いつもいつも見守っている
いまほんの少しきみの背が高くなる
風上に向かい飛び立つ鳥達は綺麗だろう
おめでとう 桜は生まれ変わる心に
静かに季節を越えてひらりひらりただ降る
いつもいつも見守っている
ひらりひらりきみにただ降り積もる
(夏なのに咲き誇る ひらひらと降り積もる)
×