乱れた髪を結わえて

ああ 遠くへ連れていって
心配はいらないから
懲りない自分勝手な愛情を持て余して
真夏の公園を手を繋ぎながら歩いた
敢えて言うなら
君の分からない部分が
また増えただけ
蝉の声が うるさかっただけ

ああ 笑顔が素敵なんて
誰だってそうでしょうよ
居場所を探していた
挙句には押し付けてさ
どれだけ体を交わしても
虚しすぎて壊れた
もう何をしても
君の分からない部分が
また増えるだけ
絡んだ汗も 乾いていくだけ
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