奇跡の水面

高鳴る鼓動は 水面をくぐって
溶け込んだ 混じりあう その一瞬で
身体に伝わる あたたかな想いが
幾重にも連なった 心の壁を
溶かしてゆく

いまも思い出す あの日の記憶
鮮やかに焼き付き 眩しくて
止まらない時間は 不安を抱いて
少し濁ってゆく

染みついた痛みも すぐに笑えるから
届くと信じてて 透き通る 忘れない 歌声を ah

はじける鼓動が 水面を踊って
その足で 踏み込んだ ワルツはいかがと
結んだその手の あたたかな温もり
幾億の出会いから 導き出した
奇跡だから

強がりばかりの あの日の記憶
弱いのが悪いと 決めつけて
素直な気持ちは 深く閉じて
錘をかけていた

だけど陽だまりには 私を溶かしてく
そんな力がある 信じたい この歌を みんなとなら

震える鼓動は 水面を揺らして
その足で 飛び出した 楽園へと
結んだ手と手は あたたかく繋がり
幾多にも広がった 可能性をいま
感じたい

渦を巻いて流れる 混じり合った想いが
時をかけてひとつに 輝き出す いま

高鳴る鼓動は 水面に飛び込み
溶け込んで 混じりあう その一瞬で
身体に伝わる あたたかな想いは
幾億の出会いから 導き出した
奇跡だから
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