Dryer

目を瞑り 開けてみれば
通りすぎる 琥珀の風が

割線を引いて渉り
通り向こう 帆が上がる

爽快な日々と共に
ゆっくりと息をすってはき

静かすぎるこんな日は
差し込む光に会う

目を瞑り 開けてみると
今よりも眩しいモノクローム

色点けて 染め上がれば
もう一度 華やいで行く
×