驛舎

落葉がホームに音もなく舞い散る
まるで私の心のように
人影とだえたベンチで
過去から逃げだす汽車を待つ
愛にそむかれても心だけは
あなたの部屋に置いてゆくわ
あの暮らしも想い出もこの驛舎に残して
あの暮らしも想い出もこの驛舎に残して

コートの襟たてうつむけば黄昏
まるで映画の場面のように
小さなトランクひとつが
なおさら悲しい旅だけど
愛にそむかれても死にはしない
たとえつめたい冬が来ても
あの暮らしが想い出がこの驛舎にあるから
あの暮らしが想い出がこの驛舎にあるから

愛にそむかれても死にはしない
たとえつめたい冬が来ても
あの暮らしが想い出がこの驛舎にあるから
あの暮らしが想い出がこの驛舎にあるから
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