哀しい雨

なぜにこんな雨の日に 立ち尽くしてるの
心だけが叫んでる 足りないカケラを

後悔さえも 雨にながれて
渦になり溶け合っていくの
きっと二人は 気付かぬうちに
わがままになっていたのかな

さよなら あなたの 残した涙
優しい 嘘までも 愛おしい
哀しい 夢なら どうか覚めないで
手を伸ばせば触れる 面影に 嗚呼

どんなに激しい雨も 切ない涙も
移ろう季節の中で やがてかすんでく

せわしなくまだ 窓を叩くの
雨音の無邪気なリズム
寂しさだけが 俺に寄り添う
からっぽの心を抱いてる

さよなら あなたの 残した涙
優しい 嘘までも 愛おしい
哀しい 夢なら どうか覚めないで
少しずつ あなたを 忘れてく

いまはまだまどろみの中で
自分の気持ちさえ 騙せずに
願ったことは たった一つだけ
せめて心に 優しい嘘を

さよなら あなたの 残した涙
優しい 嘘までも 愛おしい
哀しい 夢なら どうか覚めないで
手を伸ばせば触れる 面影に

さよなら あなたの 残した涙
優しい 嘘までも 愛おしい
哀しい 夢なら どうか覚めないで
少しずつ あなたを 忘れてく
嗚呼 いま 静かに 眠らせて
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