存在とパン

テーブルはきっと知ってる 浮かびながら踊る幸せ
薬缶の底をこすれば 冷たい音の妖精がいる

布巾はしぼらなければ 彼女のもとまで届かない
意味をなす 全てのものに 愛しい線を繋げられたなら

どんな日だって僕らのものさ

宇宙をとおりぬけ 宇宙をとおりぬけ
存在をゆるされた 直線の上に ぼくたちはのっかっている
宇宙をつらぬいてる 宇宙をつらぬいてる
どうしようもないほどの 直線の果てに 僕たちのコーヒーが湧いた

ああ パンを君と食べたい すこし焦げたパンを食べたい
意味のない 全てのものに 愛されながら君と食べるんだ

宇宙をとおりぬけ 宇宙をとおりぬけ
存在に愛された 直線の上に ぼくたちはのっかっている
宇宙をつらぬいてる 宇宙をつらぬいてる
どうしようもないほどの 創造の果てで 僕たちはパンを焼いている
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