泪橋

行きと帰りの 泪と涙
ちがうことなど 誰が知る
命を賭けた この盃が
男の道をつらぬく証し
ふみしめて ふみしめて
渡る泪橋

帰りたくても 見上げる空にゃ
雀が3羽 見えるだけ
何年過ぎた 罪ほろぼしは
拳をにぎって 歯をくいしばる
渡るんだ 渡るんだ
晴れて泪橋

裁きつとめて 旅立つ俺を
待っててくれた 女(ひと)がいる
残りの人生 お前がいれば
はずす路など あるはずもない
ゆっくりと ゆっくりと
渡る泪橋
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