オレンジ

青空に誘われるままに
この街を離れよう
行く先は僕が決めるから
イメージとニュアンスで

先の見えない道を進む
僕はスピードを上げていく

かわいた夕陽は
2人の影を
ずっと伸ばして
見上げた空には
少し気の早い
月が笑ってる

乱反射の光の海に
目を細め 遠くを見て
言うことない景色の中で
ため息はつけないね

翼動かさず鳥達は
オレンジの空を 切り裂いてる

かわいた夕陽は
2人の影を
ずっと伸ばして
お前と並んで
どこまでも行ける
そんな気にさせる

かわいた夕陽は
いつものように
きれいに染めて
僕らは明日も
青空の下を
歩ける気がする
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