月のきざはし

雲の峰に蒼い彼方から
舞い降りて来る
ささやく声 遠く懐かしく
胸あたためる

星の光の滴
指の間からこぼれ落ちる
いつかあなたともう一度
会える日が来る

よせてかえす波の子守歌
聞いて眠った
時の鼓動 あなたのいのち
抱きしめたあの日

ひとりさみしい時は
私の言葉を思い出して
月の光で目覚める
明るい夜に
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