宵待酒

雨を愛して 咲いたのですか
綿より白い 沙羅の花
朝に咲いては 夕べに落ちる
命の 命の 儚なさよ
あなた恋しい 宵待酒よ
どうか酔わせて あなた
あなた どうしているかしら

濡れたひとみは 涙じゃないの
酒がちょっぴり 苦いだけ
ひとりおちょこに からんでみても
想い出 想い出 またつのる
あなた恋しい 宵待酒よ
はやく探して あなた
あなた 今すぐ逢いたいの

女ごころに 灯りを点し
あなたひとりを 照らしたい
愛は最後に かならず勝つと
ひとりで ひとりで 信じてる
あなた恋しい 宵待酒よ
夢を咲かせて あなた
あなた 愛してくれますか
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