ブコウスキーの夢

何かいいことはないかと いつも俺らに聞くけど
俺はただ酔っているだけ ハッピーなんかじゃないさ

俺のかわいいあの娘が ある日突然いなくなり
かわりにドアをノックして 悪魔のおでまし

黄色い壁にこびりつく ポスターの剥がれたあとを
ただ眺めているだけ

酔いどれ頭グラついて ドロドロに溶けていく
ブコウスキーの夢の続き 冷たく光る月の夜

飲んだ次の日はいつも 記憶喪失で
どこで会ったか知らない娘と 隣で寝てる始末

あの娘の体想い出し 何かごまかしてみても
悲しみがいつも俺らに ブルーズを歌わせる

青く塗った壁にそっと もたれ掛かってあの娘を
ただ想い出してるだけ

酔いどれ頭グラついて ドロドロに溶けていく
ブコウスキーの夢の続き 冷たく光る月の夜

ピアノはすでに酔っ払い 不思議な音を奏でる
俺はもう醒めているのさ 町が酔っているだけさ

孤独な朝を迎えるたび あの娘の名前を叫ぶ
今どこで何をしてるのか 神様教えてよ

赤く染まった壁をずっと 見つめていきかけた
あの頃を想い出してるだけ

酔いどれ頭グラついて ドロドロに溶けていく
ブコウスキーの夢の続き 冷たく光る月の夜
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