酔々々

酔々々(よいよいよい) 酔々(よいよい)
友がいりゃこそ 酒うまし
注いで注がれて 夜(よ)は更けて
堂々巡りの 呑んだくれ
そろそろ二本目 空になる

酔々々 酔々
愚痴になっても いじゃないか
腹を割り合う 友ならば
時代おくれと 言われても
堪えにゃならない こともある

酔々々 酔々
誠ばかりじゃ なかったが
泣いて笑って 一歩ずつ
偉そな説教 まだ早い
俺たち人生 まだ半ば

酔々々 酔々
熱い思いが 行き違い
殴り合いそな 夜(よ)もあった
お前は今でも あの頃と
可笑(おか)しいくらいに 変わらない

酔々々 酔々
枯れる歳でも あるまいに
浮いた話は ご無沙汰で
あれからあの娘は どうしてる
たまには色気も なきゃ寂し

酔々々 酔々
時代変われど 今もなお
心かさねる 歌がある
いくつになっても この胸に
まだまだ捨てれぬ 夢がある

そろそろ開けよか 三本目
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