サッポロの四季

春にさすらう 影ひとつ
ふるさと遠く 偲びつつ
袖すり合えば わが友よ
おもいで作らむ ああ サッポロ

夏に恋した 黒髪の
二重(ふたえ)の君が いとおしい
葉もれ陽の中 抱きすくめ
心かさねた ああ サッポロ

秋は足ばや 枯れ落葉
君と別れた むなしさも
常ならざらむ 人の世も
風の間に間に ああ サッポロ

冬は美味酒(うまざけ) 酌(く)みかわし
吹雪くぐって 友よまた
さすらいの身に しみじみと
情(なさけ)染(し)み入る ああ サッポロ
ああ サッポロ
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