琥珀の月夜と山手通り

午前0時を過ぎたばかりで 見慣れた街並みへ戻される
助手席で無口になる 気持ちをきっとあなたは分かってない

山手通りを北へと下る 明日が今日に変わる
現実は 琥珀の月を西へと運んでいく
時が止まればいいなんて 叶いもしない願いに
一意専心(今日は帰りたくないのです)
気づいてよ

いつもよりも綺麗な服で
薄紅のリップは新色で
あなたが好きな髪型は
ちゃんとその瞳に映っているのかな

あの角を曲がってしまえば もう後5分だけの距離
ハンドルは この夜引き裂く為右へ曲がる
赤信号に嬉しくなる 私はバカみたいじゃない
(キスだけでは物足りない夜もあります)
気づいてよ

新しいマスカラにしてみたよ
いつもより睫毛は長いはず
あなたがくれた銀のピアスは
ちゃんとその瞳に届いてるのかな

新宿の光の束は とっくに後ろに消えた
愛別離苦(今日は帰りたくないのです)
気づいてよ

午前0時を過ぎたばかりで 見慣れた街並みへ戻される
助手席で無口になる 気持ちをきっとあなたは分かってない

琥珀の月夜をまだ走り抜けて…

新しいマスカラにしてみたよ
いつもより睫毛は長いはず
あなたがくれた銀のピアスは
ちゃんとその瞳に届いてるのかな

ちゃんとその瞳に届いてるのかな
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