海の見える窓から~おもいでの夏~

扉にはさんだ
あの手紙に気づいたら
きっと私を 探さないって
約束して欲しい

海辺を見おろす
バスの窓に 秋の陽差し
波の色さえ 今は違うと
思い知らされたの

あんな まぶしい夏には
もう逢えないこと 知っているから
胸に焼きつけておこう
あなたの すべてを
色あせない 写真にして

愛してる 今だって それは同じ

濡れた髪のまま
折れるくらい 抱いてくれた
とても一途で こわれやすくて
愛は夏そのもの

もしも さよならを避けて
通れたらいいね どんな恋も
沈む夕陽と最後の ひまわりの花が
ゆれる窓で にじんでゆく

愛してる 今だって それは同じ
愛してる 今だって あなただけを
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