end roll fiction

君が求めてるもの少しだけ分かってきた
ファインダーを覗けば ほら少し笑ってるから
心に耳をあててまだ聞こえない鼓動に
不安が鳴り止まなくて サヨナラだけが残された

描きかけた自分のラストシーンが完成しないのは
殺せないもの 届かないもの 溢れ過ぎて 動けなくて
焦燥感の獣が大切な何かを惑わせて
殺せないのも 届かないのも 矛盾仕掛けの君のせいにした

叶えたって叶わないよ 叶えたって叶わないよ
悪魔の輝きが幻を映し出す
変われたって変われないよ 届いたって届かないよ
繰り返す偶然に また同じ夢を見る

気付けば6月の景色と風 攫わせて
ファインダーを覗けば終わりの無い end roll fiction

あの日書いた自分への脅迫さえ もう怖く無いのは
奪われれば 奪われるほど 弱さを知り 逃げているだけ

叶えたって叶わないよ 叶えたって叶わないよ
悪魔の輝きが幻を映し出す
変われたって変われないよ 届いたって届かないよ
繰り返す偶然に また同じ夢を見る

時計の針を巻き進めても 答えは見えなくて
時空に飛び乗って
遠くなっていく モザイクまみれの意図の迷宮には終わりを告げて
もっと遠くへ 見たことのない場所に残された
未来の視線を掻き集めて 失くさない様に
君に伝えて記憶の視線に焼き付けたんだ
景色と風に 君が笑った end roll fiction
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