待ち呆けのブルース

いつも同じテーブルで 頬づいてついてる
タバコの煙を 髪にからませて

こわれた壁の掛け時計 いつも10時ばかり指してる
溜息を 退屈な指にからませて

ブランデーをもう一パイ おや まだ飲むのかい
もうおやめよ いくら待っても あいつは来やしねえ

さあ こっちへおいでよ Baby そんなさびしい顔しないでさ
俺でよけりゃ 聞いてやるよ Baby 打明けてごらん
楽になるからさ

俺は知ってる あいつがどんな奴か
女にかけちゃ 凄腕だと
誰かにきいたことがあるさ Baby 気をつけなよ

そうさネ Baby 帰った方がいいよ
終電車もそろそろだし あいつが来たら アンタの事
伝えといてあげるよ

Baby こんなに酔っちまって
店はカンバンだよ さあ 付き合ってやるから Baby
もう一軒飲み直そうか

Baby もう一軒 飲み直そうか
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