象の住む街

昨日から続いてる雨 夕暮れまであと少し
郵便屋がしつこいぜ 窓から見た作りかけのビルと 走る 車や人や

いつか見た象が住む街 音楽が楽しげに舞う
色や匂いに憧れた 命がただ溢れてた 覚めて ここは 歪んだまんま

狂ってる欲望が 図太く渦巻いてる
崩れゆく砂の城 二千の風 吹き飛ばして

欲望の渦ん中 化け物が泳いでる
何を手にしたとこで 果てもなく ただ 奪ってくんだ

突き刺す雨 痩せ細る木 煙たい空に願う毎日
森や海も姿を変え 帰らない命 待ちわびてるの
何処へ向かおう 人間様 積まれたゴミに埋もれる始末
恥じらいさえ捨てたんだろう まるで終わりを見ているようだ

辺りは暗い もう帰ろうよ
帰り道を見失ってしまったらきっと僕ら 狂ってしまうよ

殺さないで ああ これ以上 もう 壊さないで
ああ 帰ろうよ あの街へ ああ 未来をもう 奪わないで

あいつにも二人目の 子供ができたんだ
空はまた輝いて 光が未来 照らしていった

何を無くしても 何を持てなくても
そばに在るだけで Oh Baby
大事にしたものや 大事な人達が
空に浮かんだら Oh Baby
ああ 楽しいね うれしいね
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