A Reason

あいたい こぬか雨
濡れ鼠 急ぎ足の 君が愛しくて
5月は思うより 凍えるよ
ポケットで 右手を温めて

震える背中が 霧の中でほら
小さな点になる

抱きしめないよこれ以上 温もりが壊れないよう
戯けないでよそれ以上 笑うしか僕はなくなる
守れる君に理由を つけなくちゃ 探さなきゃ
僕らはもう 道を選べないから

世界を逆向きの物差しで
測り始めていたあの夏に
地軸を近づけて
皮肉にも傷つけ合って
ばかりいた夜に

強がる指先 きみの猫が
引っ掻いて出来た傷

忘れるくらい遮二無二 他人を深く愛したい
癖も仕草もこれ以上 浮かばなくなるほど強く
誰かの胸に理由を 覗かなきゃ 探さなきゃ
君以外 きっと選べないから

笑顔はいつでも
泣き出すのをがまんしてるみたいだ

抱きしめないよこれ以上 温もりが壊れないよう
戯けないでよそれ以上 笑うしか僕はなくなる
守れる君に理由を つけなくちゃ 探さなきゃ
僕らはもう 道を選べないから
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