骨まで凍える女です

愛を囁(ささや)く その口唇(くち)で
嘘もつくのね 悪いひと
来ないあなたの 靴音待てば
からだ からだ全部が 恋しがる
あゝこころが寒いわ
骨まで凍える 女です

夜ごとお酒に 抱かれても
騙(だま)せないのよ 淋しさは
あんな浮気な 気まぐれ男
なんで なんで惚れたの 許したの
あゝ愛しているのよ
骨まで凍える 女です

ひとり小指の 爪を噛む
それも哀しい みれん癖
いくらあなたを 憎んでみても
駄目よ 駄目よ離れて ゆけないの
あゝぬくもり欲しいわ
骨まで凍える 女です
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