Siren Syrup

ダブついたままの青春が
いつの日も恋を急かすから
齧りつきたいよ毒々しい
甘い添加物のSyrupさえにも

Candy Says“刺激を荒だてて”

知覚過敏なきみの肌が
赤い添加物を纏って
淡い邪な陽炎を
砂嵐のなか躍らせた

“声も出せないほどの冷たい
深海に連れこんで”

なんてさ

ぼくに言うなんてきみはいかれてる

ギラついた眼男が
いつの日も心を砕くから
現実に毎夜なぶられて
甘い添加物に手をのばすきみは

Candy Says“一秒抱きしめて”

途端、ふたりの世界 砂嵐のなかで踊りでた

声も出せないほどの力で
背中から抱きしめたら

この気持ちきみに言うなんて
ぼくはいかれてる

ぼくらいかれてる
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