港町しぐれ

博多始発の 列車に乗って
あなた愛した終着の 佐世保に着けば エエエ
九十九島(くじゅうくしま)の 想い出が
潮の香りによみがえる 港町
未練がほろり 涙がほろり
アアア 雨が降る

カモメ群れ翔(と)ぶ 関門橋(かんもんきょう)と
ふたり出逢った下関 忘れはしない エエエ
窓に海峡 見える部屋
身体(からだ)寄せあい暮らしてた 港町
未練がほろり 涙がほろり
アアア 雨が降る

瀬戸の大橋 日暮れに越えて
追って来ました丸亀に 噂を聞いて エエエ
何処(どこ)にいるのと つぶやけば
沖で霧笛がむせび哭(な)く 港町
未練がほろり 涙がほろり
アアア 雨が降る
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