20才

そうなの変わったのよ あいつに会って
素直に女らしく 生きてゆくわ
気まぐれな暮らしには サヨナラをしたの
あいつを愛してるの
ヨレヨレの おんなじ服着て
ポケットは 空っぽだけれど
心があたたまるの 一緒にいるだけで
そこがそこがたまらなく いいの

そうなの忘れたのよ むかしの恋は
傷つき泣いたことも なつかしいわ
口笛を吹きながら どこへでも行くわ
あいつの行くとこなら
目を閉じて くちづけを待てば
“眠いの?”と 不思議な顔する
女の気持なんて ちっともわからない
そこがそこがたまらなく いいの

干草の匂いのする胸
もたれると 泣きたくなるのよ
“お嫁においでよ”とは 言えない人だけど
きっときっと結ばれるでしょう
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