言葉じゃなくても with 杉山清貴

陽が滲む街路樹 約束の場所
君を待つ改札に 人影があふれてくる

駅に近づく景色 フィルムのように 流れる記憶
あの頃 通った店の灯りは 今もまだ変わらない

言葉じゃなくても 重なる気持ちがある
いままでの二人だけに 幸せの意味がある

代わる人のない たいせつな人だから
いつまでも そばにいたい 時に許されるなら

なつかしい道にも(やがて) 季節は巡り(くりかえし)
花をつける小枝に 木枯らしも吹くのでしょう

誰も(誰も)いないベンチに(そっと)
腰を下ろせば(蒼い空) はてしない夜空(そら)
何年も前に見た星 今夜も 二人並んで見てる

言葉じゃなくても 拭えた涙がある
これからの二人になら 思い出もあたたかい

昔は嫌ってた ありふれた生き方も
思うより 悪くないと 時は教えてくれる

悲しいことも 嬉しいことも 心でふれるまま

言葉じゃなくても 重ねた気持ちがある
いつまでも そばにいたい
時に許されるなら
時を抱きしめながら
時が消えないように
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