迷子の遊園地

光が跳ねる 回転木馬
悲鳴をあげる ティーカップの少女
昔ママと来てた 懐かしい遊園地

サーカス小屋のピエロに見とれ
小さな私 はぐれてしまったの
涙こぼしながら あてもなく歩いた

あの夜から どれくらいの
時が流れたの?

燃える恋をしたわ
果てしない 夢も見たわ

だけど今も 迷子みたい
膝を抱え 震えている

月に伸ばす 細い指は
闇に触れるだけ

軋む観覧車から
見下ろせば この都会は
人生というゲーム
繰り返す 遊園地ね

私今も 迷子みたい
膝を抱え 震えている
疲れ果てた 迷子みたい
眠る場所を 探している
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