きみの時計がここにあるよ

真夜中の置時計 机の上で時を刻む
文字盤の上には 頬杖ついた天使

ふと僕は考える この天使の図案を
描いた誰かが どこかにいる
知らない誰かが どこかにいる

年齢も性別も 名前も何もわからない
きみはどんな人なの 今何をしているの

どんな顔をしてるの どんな声で笑うの
きみの時計がここにあるよ
きみの天使がここにいるよ

淋しさは形じゃなく 心が描く影の鳥
蒼ざめた翼で きみを抱きすくめるだろう

世界中の誰とも つながっていないように
思える時が 誰にもある
泣きたい夜が 僕にもある

そばにいるわけじゃない
何もしてあげられないけど
それでも今きみが もしも淋しいのなら
僕はただ伝えたい 夜空こえて届けたい
きみの時計がここにあるよ
きみの天使がここにいるよ

きみの時計がここにあるよ
きみの天使が僕は好きだよ
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