木枯しの精

落葉 舞い散る公園通りで
すれ違ったあなた
北風に 長い髪散らし
うつむきかげんに 急ぎ足

なんだか 声もかけられなくて
寂しそうだったあなた
うれいがかった 瞳が
木枯しと 泣いてた
きっと あの人を 想い出にできなくて
行くあてもなく 歩いていたのね
話してしまえば 心が軽くなるから
いつでも 私に ふりむいて下さい

寒さ 知らずの私だけれど
ちょっぴり体がふるえる
こんなに赤い夕陽を
いつか見た気がして
あなたの 背中に重なる むじゃきな私の影
恋の悲しみは 消えてしまうものよ
話してしまえば 心が軽くなるから
いつでも 私に ふりむいて下さい
話してしまえば 心が軽くなるから
いつでも 私に ふりむいて下さい
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