Rain Doll

車の窓は深夜テレビ
思い出を見ていたいけど
どこをひねっても横切る雨
話しは尽きたふたり
すべては ALL RIGHT 終わりさ ALL RIGHT
1人でおゆきよ もう
何か残せるものはないかしら
何もなくしたものはないのかい

点滅するテールランプ 水しぶき受けて
炎のように 消えていった10月の RAIN DOLL

結婚前に1度来たと
聞いたうわさは時期はずれ
もう3年たつ 別れの日に
かわしたあの約束
よくある ALL RIGHT きまりの ALL RIGHT
せりふと思っていた
いつか出逢えることはないかしら
いつもおんなじ街で飲んでいるよ

まわしかけて 指を止めた 懐しいナンバー
電話ごしの 白い影は 6月の RAIN DOLL

あの日くもりガラスに描(か)いていた
長いまつ毛の顔はキミ自身

気づかないで 傷つけてた年月(としつき)を責めて
今になって 流す涙 この胸の RAIN DOLL
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