サマー・タイム・キラー

たとえばうだるような夏の一日
こんがり焼けたプールサイド
カラカラと小麦色した籐椅子並べ
波しぶきをあげてひと泳ぎ
息を切らせベンチに寝ころぶ
異常なほどの喉の渇きを覚えるだろう
そんな時空に燃える太陽のような
マンダリンオレンジを
しぼって潤せばいいさ
だけど今この心の渇き喝
どう癒せばいいんだろう

たとえばけだるくなる夏の一日
君を見つめるプールサイド
キラキラと光る波間に人魚みたいだ
浮き沈みする細い足首
さしずめ君サマー・タイム・キラーさ
じっとしているただそれだけで汗がふき出す
そんな時ほてったからださましてみるには
一かけら凍った水
口にほうり込めばいいさ
だけど今この心のほてり
どう癒せばいいんだろう

しぼって潤せばいいさ
だけど今この心の渇き
どう癒せばいいんだろう
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