泣きたい僕ら

泣きたい僕らは 現在のその先へ
まだ誰も知らない虹を探してる

曖昧な約束でまた 今日と明日をつなぎ止める
この手は何も掴んでいないのに

いつもの改札の向こうに いつもとは違うキミがいて
“あの日にはもう戻れない” そう思った

言葉にできない戸惑いを重ねたら
誰かが言ってたオトナになれるのか
今 おしえてよ

間違いだらけの世界でいいから
笑顔でサヨナラできるような強さをください
泣きたい僕らは 現在のその先へ
まだ誰も知らない虹を探してる

肝心な気持ちさえいつか 忘れ去られてしまうのなら
永遠なんて容易く言えない

だけど震える寒さの中 立ち尽くす夕暮れの駅で
僕は何を期待していたんだろう

嘘の優しさで傷つけて 傷ついて
大切なものに気付かされて人間(ひと)は
なぜ 疑うの?

不揃いなままの想いでいいから
サヨナラに代わる出発(たびだち)の言葉をください
本当の僕らは 会えなくなる日が
やがて来ることを 互いに知ってる

甘えられないのがオトナ? それが“正しさ”なら要らない
愛しいほどに涙 零れ落ちる 一粒ずつ

人波にまぎれ 遠ざかる背中
何度叫んでも ここからじゃキミに届かない

間違いだらけの世界でいいから
笑顔でサヨナラできるような強さをください
泣きたい僕らは 現在のその先へ
まだ誰も知らない虹を探してる
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