男涙の雨が降る

冷たい雨の 街角で
俺を待つやら いつまでも
馬鹿な奴だと 言ってはみたが
胸に沁み込む 切なさを
叩きつけたい じれったさ

真底ほれて ほれぬいた
俺の気持ちにゃ うそはない
濡れてしょんぼり たたずむ影を
わざとつれなく 捨ててゆく
それがせめての 置き土産

冷たい雨が 街角で
俺に代わって 泣くだろう
うしろふり向きゃ 男がすたる
どうせまた逢う 星もない
あばよ達者で いるんだぜ
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