恋は馬車にのって

雪どけの丘を越え 行くの
馬車にゆられ 彼の待つ町へ
ただひとり手作りの 服に
熱いこころつつみ 急ぐのよ
風はまだまだつめたくて この頬を刺すけれど
何もかも今しあわせに 向って走るわ
小指のとなりで キラキラ輝く
指輪は彼の 約束のしるしなの
鈴の音をふりまいて 馬車は行く

この橋を渡ったら すぐに
馬車はめざす町へ 入るのよ
音を立てこの胸が さわぐ
人に聞かれそうで 恥ずかしい
暦の日にち消しながら 待ってたのこのときを
何もかも今しあわせに 向って走るわ
教会の角を 左に曲がれば
彼が待ってる あとすこしもうすこし
鈴の音をふりまいて 馬車は行く
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