雨のくちびる

雨に濡れてる くちびるに
ふれたら別れが また延びる
夢にはぐれた 紅の傘
投げて走って ついてくる
死ぬまで女で いたいとすがる
おまえのおまえの
情けに敗けてきた

眠るおまえを 見るたびに
しあわせやろうと 思ったさ
夢をまさぐる 迷い鳥
飛べば果てない 闇の中
見せてはやれない いい夢ひとつ
惚れても惚れても
泣かせてしまうだけ

雨に濡れてる くちびるが
愛しているわと 泣き叫ぶ
夢をもとめる 可憐花(かれんばな)
汚せないのさ 俺の手で
無邪気なこころを どうすればいい
おまえのおまえの
あしたが気にかかる
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