電車

僕を乗せた電車は行く 行き先は自分で決めるらしい
今までは言われるがまま これからはそうはいかないみたいだ
揺れているのは電車なのか それとも自分自身なのか
分かり切っている事でさえ 確認しないと不安になる

今までは周りが思うような 自分でありたいと願っていた
恐がっていた事は何より 周りの期待を裏切ってしまう事だったから

今僕は何がしたいのか 今は何をするべきなのか
周りの誰かの意見じゃなく 僕自身の答えを探してる
手探りでも進むべきか 無難な道を選び進むのか
そんな事考えてる間も 電車は進んでく…

失敗を恐れる事はない 誰しもが通る道だという
だけどまだ自信がないから 立ち直るまでに時間がかかる

今までは理由を探しては それらしい言葉を並べてた
恐がっていた事は何より 自分の未来を誰かに語る事だったから

本当に僕がしたい事は 本当に進みたい道とは
口に出せないのは恐さじゃなく きっと僕自身の甘えなんだろう
今更後には戻れない 突き進むしか道などない
そんな事とっくに分かってる 電車は止まらない…

小さく見える人も車も それぞれの道を行くのだろう
揺れる電車は僕を乗せて スピードを上げる

この電車を降りる頃には 髪の毛も伸びているはずだ
君は見違えたと笑うかな? それとも僕とは気付かないかな?
だとしたら僕も笑おう 見違えただろう?と笑おう
そんな事考えてる間に 電車は進んでく…

僕を乗せた電車は行く 行き先は自分で決めるらしい
終着駅はまだまだ先 今はトンネルを抜けるところ
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