君のような誰か

奇麗目なカフェで僕は君を待っている
窓の向こうを他人が通り過ぎて行く
冷めたコーヒーに僕の顔が映っている
ウェイトレスはカウンターで誰かと話している
心地いい BGM とざわめきが
ゆっくり時計の針を止める

君のような 誰かがほら
寂しそうな 目をしている

消えてしまいそうな僕の元へと 僕の元へと さあ
溶けてしまいそうな僕の元へと 僕の元へと さあ

あの日のカフェで僕は君を待っている
降り出した雨で街並はかすんでいる
空のコーヒーカップが心を映している
ウェイターはカウンターで雑誌を開いている
懐かしい BGM と静けさが
愛おしい時を感じさせる

君のような 誰かがほら
悲しそうな 思いしている

消えてしまいそうな僕の元へと 僕の元へと さあ
溶けてしまいそうな僕の元へと 僕の元へと さあ

君のような誰かが微笑んでいる
君のような誰かが悲しんでいる
君のような誰かが戦っている
君のような誰かが傷ついている

君のような誰かが
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