辰五郎しぐれ

時代(とき)は何代 変われども
華のお江戸に 今でも残る
粋でいなせな 火消しの魂(こころ)
護り通して 末代までも
その名は辰五郎 男節

ジャンと鐘音(かねおと) 聞こえたら
体ひとつを 投げ出す稼業
こんな命を 預けた人は
真実(まこと)ひとすじ め組の頭(かしら)
その名は辰五郎 心意気

無事に消し止め 戻り道
人は笑顔で 迎えてくれる
これが火消しの 男の誉(ほまれ)
木遣り唄だぜ め組が通る
その名は辰五郎 男節
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