風の又さぶろっく

なにもないけど 服をきてるよ
ちょっと腹が減ってきたけど
それだけ それだけでいい
家がなくても 風呂がなくても
おれはここでカレー食ってる
それだけ それだけでいい

大都会なんか甘いぜ
抱きしめて 冷めた目で

さあ 風が気持ちいいぜ
どこまでも行くよ
安全なんか 一歩も近よるな

革ジャンなんか古いぜ
キスをして 腐るまで

さあ 風が気持ちいいぜ
どこまで行くんだ
今日と、明日と、足も止まらせず 泣けば

竜巻が疾風のごとく
吹き荒れててもおれは
外を出て 歌を歌うだろう

さあ 愛してちょうだい さあ けなしてちょうだい
もう なんでもこいだ そう そう決めたんだ
太陽が気いつかって微笑んできても
ああ もう安心しねえぞ
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