ダンディ気質

花のキャバレーで 始めて逢(お)うて
今宵ゆるした 二人のこころ
こんな男じゃ なかった俺が
胸も灼きつく この思い
ダンディ気質(かたぎ) 粋なもの

唄と踊りの ネオンの蔭で
切った啖呵(たんか)も あの娘のためさ
心一すじ 俺らの胸に
縋(すが)る純情が 離さりょか
ダンディ気質 粋なもの

赤いグラスに なみなみついだ
酒に酔うても 心は酔わぬ
渡る世間を 狭(せば)めて拗(す)ねて
どこにこの身の 春がある
ダンディ気質 粋なもの
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