宮殿に通ずる長い橋

宮殿に通ずる長い橋
ウ…………
(セリフ)
ある日1人の若者が橋のたもと
にたたずんでいました
力つきた手の中にはたった1枚の銀貨が
ありました
生まれて初めての恋なのに
わずかな年貢のために
あの人は宮殿に召されていった
この橋を、この橋を馬車にゆられて
ウ…………
(セリフ)
やつれた頬にひとすじの涙が走りました
どうにもならない青春をこらえるのです

おしえて下さい
生まれた時から人のさだめは
きまっているのでしょうか
この橋の上と下に生まれただけで
幸わせと悲しみをわかつ
宮殿に通ずる長い橋
ウ………… ウ…………
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