ゆらゆら

人気の無い暁の街翳に
ひっそり佗む薄い影絵の君

ゆらゆら揺れてる この身を憐れみ
情けを見せつつ
玩ぶんだろ

あんたも可哀想にね
同じ穴の貉になるよ

ゆらゆら ふらふら

旋毛(つむじ)曲りの惨めな末路は何人の躰?

時雨に幾重も群る益虫
四方(あたり)を憚(はばか)り 欠伸(あくび)を咬み殺している

今夜も淋しそうだね
直ぐ空に戻って行くよ

ゆらゆら ふらふら

彷徨う二人は煙草のけむりさ
霞んで消えた
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