2センチのテレビ塔

夜が明けてしまう
占いの途中
星座達ももう見えない

窓の左に光る
2センチのタワーの
向こうに住む
きみを想って
手を振るわ

いつもその
気まぐれなふりの心
開く鍵が見つからない

明日
声を聴かせて
笑った顔を見せて
ねえ落ち着きのない
いつものあの仕草で

こわがらないで
その胸の孤独なら
そのままでいいから

そうそのままでいいから

誰にも優しいのは
心の奥で
誰にも期待してないから

おやすみのメールのあと
2センチのタワーの
点滅をきみに例えて
話してる

いつかその
頑ななふりの心
溶かす魔法 見つけたいの

明日
声を聴かせて
笑った顔を見せて
ねえ落ち着きのない
いつものあの仕草で

こわがらないで
不安でもおそれでも
すべて連れておいで

あかりの消えたタワーに
そっと誓った
きみを信じる
信じて

声を聴かせて
笑った顔を見せて
ねえ落ち着きのない
いつものあの仕草で

こわがらないで
不安でもおそれでも
隠してるつもりの孤独も
すべてそのままでいいから

そうそのままでいいから
そうそのままでいいから
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